Q59.貴方は信仰心を持っていますか?
2013-04-06 (土)
「鰯の頭も信心から」、ということわざがあります。昔の人は節分に、鬼退治としてイワシの頭を柊の枝にさして玄関に飾りました。つまらないものを信仰する人を皮肉る言葉です。でも、イワシの頭を飾り安心を得られるのであれば得るものは大きいと思います。
宗教を嫌う人、宗教を信仰しない人は、このイワシの頭・・・が出来ない人達です。心から信用し、理解し、帰依出来なければ信仰した事にはならないと考えるのです。しかし、自分の人生を預けるにも等しい、宗教の教義を完全に受け入れるのは容易な事ではありません。私も、特定の宗教の教義を100%受け入れてはいません。
しかし、私はイワシの頭を100%信じてはいませんが結構頼っています。さすがに鬼退治の為に頼っている訳ではありません。もちろん、イワシの頭を玄関に飾ってもいません。でも、神様の様なものに頼っているのです。心配事があると、「神様、助けてください」とお願いするのです。自分がまじめにベストを尽くせば神様が助けてくれると思って今までもずいぶん助けられたと考えています。
思い起こせば、ささやかな成功をおさめることが出来たり、苦難を乗り越える事が出来たのも、偶然にいい事が起こったからでした。この事を合理的に分析すると、神様のおかげと思うのが一番リアリティがあるのです。
自分は信仰心がない、と思っている経営者や経営幹部の方々は多いと思います。信仰心が無くても、神様にたまに頼ってみてはいかがでしょうか?偶然に助けられ、思い悩んでいた問題が解決したり、思ったより業績が上向いたりとしばらく時間をおくと実感されるに違いありません。
キリスト教の言葉に、「信じよ、さらば救われん」というのがありますが、どうも私の印象では、「すがりつけ、信じていなくても救われる」というのが真実な気がします。何しろ神様は広い心をお持ちなので。
第59章のまとめ
信じていなくてもいいから、たまに神様に頼ってみる。しばらくすると、ご利益があった事に気がつく。