Q12.社員に管理会計をどのように見せていますか?
2009-12-23 (水)
管理会計の見せ方で大切なのは3点です。①「誰にでも簡便に見ることが出来ること。」、②「見やすい事」、③会計3表(B/S、P/L、C/F)と完全に一致していることです。
誰にでも好きなときに見えると言う点では、インターネットが圧倒的に有利です。私の会社では、当初ロータスノーツを使って管理会計を社LANで可視化していましたが、後にふつうのインターネットページに作りなおしました。
管理会計の見せ方で大切なのは3点です。①「誰にでも簡便に見ることが出来ること。」、②「見やすい事」、③会計3表(B/S、P/L、C/F)と完全に一致していることです。
誰にでも好きなときに見えると言う点では、インターネットが圧倒的に有利です。私の会社では、当初ロータスノーツを使って管理会計を社LANで可視化していましたが、後にふつうのインターネットページに作りなおしました。
見やすいことに関してですが、これはまず、指数が簡便で社員が計算方法を知っていること。GUI(画面のインターフェース)をわかりやすくするため、図表、色などを駆使すること。次の図は、ROIを指標に使っている会社の例です。ランキングで色分けされており、見やすいと思います。
チーム名 | 営業利益 | 営業キャッシュフロー | ROI | IRR |
チーム★ |
21 |
17 |
32% |
26% |
チーム● |
22 |
12 |
29% |
32% |
チーム■ |
14 |
10 |
19% |
22% |
チーム▲ |
15 |
9 |
14% |
21% |
チーム◎ |
8 |
-4 |
4% |
9% |
チーム* |
3 |
-2 |
1% |
2% |
チーム※ |
-5 |
-11 |
-6% |
3% |
図表を社員全員が見る事により、業績のいいチームは自己表出欲が満たされ、業績の悪いチームは何らかの対策を準備するようになります。また経営陣や社外役員などにとっても会社の状況が手に取る様に分かるので便利です。
実は私は当初、管理会計の数字を財務諸表とは別に入力させていました。しかし毎月少しですがP/Lと数字があわない。これでは、信憑性がない。そそこで、財務ソフトよりC/Fを取り出しそれをデータベースに取り込む事にしました。これで完全一致です。