Q53.あたなは、人を許せますか?
2010-07-08 (木)
「情けは人のためならず」と言う言葉があります。私は、「許しは人のためならず」と思います。
「ゴースト天国からのささやき」という外国ドラマをよく見ます。主人公のメリンダゴードンは霊能者です。出場する霊達は皆誰かに恨みや怒りを持っていて天国に行けないでいます。主人公のメリンダは霊と人間の間に入り、霊が「許しの心」を抱くのを助けます。許した瞬間に天国から光が射しこみ霊はその光の方にすすみ昇天します。
私は、生きている人間も同じと思えます。何かがあって誰かを恨む。恨むには十分な事実がある。しかし、メリンダの霊の様に恨んでいる間は、決して癒されません。恨む事で自分の持つ傷口をさらに悪化させ、他のことに注意が行かなくなるのです。このような状態は本人にとって本当に不幸です。
私は、「恨みや怒り」はネガティブな感情の中でも最悪と思います。それだけ人の心を縛る力がある。社員に大きな影響力をもつリーダーが誰かを恨んだり、怒りの感情を抱いたりすれば、そのネガティブな感情は社内に広がり、社員皆余計なストレスをため込むのです。
誰かにひどいことをされた。その時は許すに限ります。自分の為に。
部下がヘマをした。ヘマだったことは冷静に伝えておくべきですが怒ってはいけません。何人もの部下を持つ人ならいちいち怒っていると身が持ちません。
怒りっぽい人は、その場で怒らずに次の日に部下を呼び冷静にお話するべきです。それと、瞑想をおすすめします。日常生活の中から怒りの感情が徐々に薄まって行きます。(私が体験済です)