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Q49.あなたは、リスクヘッジ型ですか、それともリスクテイク型ですか?

リスクヘッジ型のリーダーが経営する会社で長い繁栄を続ける会社を私は知りません。無借金経営で守りに強いと言われた、食品メーカーの加ト吉は破綻しました。京セラも無借金ですが、これは資金に余裕があっただけで、大変なリスクを冒しています。そうKDDIの創業です。当時NTTと協奏するなどと大それた事は誰も考えませんでした。何しろNTTはもとをただせば逓信省、つまり国営企業です。日本たばこのライバルが国内でいない様に、NTTのライバルに成るのも難しいと皆思いました。

私が感心するのは、京セラが世界企業となり社長の稲盛さんも経済界のヒーローになった後にリスクをとっていることです。普通はある程度成功するとそれで満足し、あえてリスクを冒さない。ここに稲盛さんのすごさがあると思います。

最近読んだ本で、コカコーラの元社長ドナルドキーオ氏の「ビジネスで失敗する人の10の法則」があります。そこで取り上げられている話に、「先史時代の生活はリスクだらけでリスクに対する準備が生命を守る唯一の方法であった。」というのが有ります。つまり、我々の遺伝子には現代に必要な感覚以上にリスクをおそれる気質が組み込まれているとのこと。つまり現代人はリスクに対する恐怖を割り引いてちょうど良いくらいなのです。

ビジョナリーカンパニーに「トライアンドエラー」の項目が有ります。いろいろな事にチャレンジして初めてものになる商品が生まれる。多くのトライ無くして新商品はなく、新商品なしに会社の将来はない、とのことです。リスクを取らないリスクを認識出来る様になるのは大分先のようです。

第49条のまとめ

現状に安住しリスクをとらない会社は一時的には繁栄しても長続きはしない。

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ソシュール理論による外国語学習法

英語が全く駄目だった筆者が言語学者であるソシュールにヒントを得て生み出した2年でTOEIC900点をめざせる全く新しいアプローチの外国語取得方法を紹介します。

髪林孝司プロフィール

髪林孝司

髪林孝司:
システム経営コンサルタント
職歴:
株式会社リクルート
(住宅情報事業部)
株式会社テレビ東京
(経理部、営業部、国際営業部、編成部、マーケティング部、イ ンターネット部などを歴任)

2001年
テレビ東京ブロードバンド企画設立
代表取締役社長就任
(主要株主;テレビ東 京、NTT東日本、シャープ、NECインターチャネル、集英社、角川ホールディングス、 小学館プロダクション、DoCoMoドットコム、ボーダフォン)

2005年
同社東証マザーズ上場

2006年
インターエフエム買収
代表取締役社長就任(兼任)
11年連続赤字累損22億の会 社を1年で4000万弱の黒字会社にターンアラウンド

2008年6月
テレビ東京ブロードバンド取締役退任

趣味:
ロードバイク
中華料理(家族の食事は私が作っています)
タブラ(インドの打楽器)