Q47.あなたは、自分が何のために働いているかを理解していますか?
2010-06-24 (木)
これは、ずばり「社会(顧客)に貢献し、結果的に自分を成長させる為」と思います。おまけとして「生活費を得る」があると思います。
お金が第一目的になってしまうと、顧客や社会に貢献すると言う真摯な態度から、「顧客をコントロールしてお金を儲けよう」という「お客様と自分のゼロサムゲーム」になってしまいます。詐欺師を職業といえるかどうか分かりませんが、詐欺師はゼロサムゲームを行っています。顧客(被害者)からお金をせしめるだけで、何ら付加価値を生んでいません。
自分自身を成長させるという観点が無いと、「仕事に辛抱が無くなります」人間は弱いので怠惰になってしまいます。
人間の頭の中にあるいろいろな知識が、現代社会では最も希少価値のある経営のリソースであると第17章で触れました。この知識は覚えるだけではだめで、実際に経験してみなければ身につきません。ちょうど車の運転を理論だけ理解してもすぐに車は運転出来ないように。また、もてたい余り、恋愛についていくら研究しても実際の恋愛を経ないと、もてるようには決してならない様に、と言うことです。
仕事には予想外のいろいろな出来事が待ち受けています。知識や経営理論は基本を理解し、それの応用である実際のビジネスの現場で使って初めて受肉する。そうで無ければ、経営理論はただの骸骨です。
アメリカの大学院の様に、疑似体験としてのケーススタディというのも有りますが、やはり実際の経験にはかないません。知識を活かし実地で働くことが知識を増やし自分を成長させ、社会に役に立てる様になります。