モチベーションBLOG

Q46.苦境に陥った時、どう考えますか?

前章をお読みになった方ならもう答えはご存じのはずです。そうです。苦境とは、あなたにとって最高の出来事なのです。これに気づくか気づかないかだけです。

 

 苦境の時は、起きたことに対する「意味付け」が大切です。「このことは自分にとっていったい何のために起こったのか?」のかを考えることです。考えれば必ず意味は見つかります。その意味する所へ迷い無く走り始めるのです。

 

 もし意味を見つけて、それに向かって行けば、後になって必ず、「やはりそうだったのかと」納得されるはずです。

 

 もし意味づけを行わずに、ただただ路頭に迷っていたなら、せっかくの学びチャンスを失うばかりが、状況がより悪くなり(つまりもっと強く意味づけを考えさせるための天の采配)、乗り越えるハードルは高くなります。

 

 あのトヨタは下請け工場に値下げを要求する時に5%とか10%とかではなく30%を要求するそうです。5%や10%なら既存のやり方で何とかなるかもしれませんが30%を要求すると、既存のやり方を一から見直しイノベーションを行わなければならなくなります。

 

 これを下請けの方から見ると、30%もの値下げは一見、苦境に見えます。しかし視点を、「そこをくぐり抜ける為には、イノベーションを起こすしかない。値下げ要求は実はイノベーションのチャンスである」と見ると意味づけがはっきりします。こうしてトヨタの下請け会社は世界で最も競争力のある起業集団に磨き上げら、トヨタ以外とも取引をして、世界的に活躍しているのです。

 

第46章のまとめ

一見苦境に見える試練は、実は学びのチャンスととらえる事により、企業や社員の競争力は増しますます強い会社になっていく。

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ソシュール理論による外国語学習法

英語が全く駄目だった筆者が言語学者であるソシュールにヒントを得て生み出した2年でTOEIC900点をめざせる全く新しいアプローチの外国語取得方法を紹介します。

髪林孝司プロフィール

髪林孝司

髪林孝司:
システム経営コンサルタント
職歴:
株式会社リクルート
(住宅情報事業部)
株式会社テレビ東京
(経理部、営業部、国際営業部、編成部、マーケティング部、イ ンターネット部などを歴任)

2001年
テレビ東京ブロードバンド企画設立
代表取締役社長就任
(主要株主;テレビ東 京、NTT東日本、シャープ、NECインターチャネル、集英社、角川ホールディングス、 小学館プロダクション、DoCoMoドットコム、ボーダフォン)

2005年
同社東証マザーズ上場

2006年
インターエフエム買収
代表取締役社長就任(兼任)
11年連続赤字累損22億の会 社を1年で4000万弱の黒字会社にターンアラウンド

2008年6月
テレビ東京ブロードバンド取締役退任

趣味:
ロードバイク
中華料理(家族の食事は私が作っています)
タブラ(インドの打楽器)