Q34.社長は、勉強家ですか?一年に何冊くらいのビジネス書をお読みですか?
2010-05-13 (木)
本を習慣として読む人とそうでない人には数年で追いつけないほどの差が出ます。私がそれなりに成功出来たのも、本のおかげと断言出来ます。
「ビジョナリーカンパニー」はシステム経営ということを教えてくれました。起業の際、もしこの本に出会っていなかったらと思うと背筋が凍ります。「ビジョナリーカンパニー2」もすばらしい。1を読んだ人なら必ず読みたくなります。
カーネギーの「人を動かす」のおかげで、一人っ子でわがまま、友達も多くない私が、少なくとも仕事上では取引先と仲良くなれました。悩んだ時は彼の「道は開ける」を読みほっとしたのを思い出します。
「7つの習慣」は「人間としてどうあるべきか」の指針を与えてくれました。何度も読み返すべき本です。
バーバラミントの「書く技術・考える技術」は翻訳がイマイチなのですが、内容はすばらしく、トニープサンの「マインドマップ」と併せて読めば、自分で物を考える時、情報を整理するとき、第三者にプレゼンするときなど、情報の扱い方が格段に向上します。
マーケティングを学べた、ポーターの「競争の戦略」、コトラーの様々な著作、さらに競争のないビジネスを生み出す、W・チャン・キム、レネ・モボルニュの「ブルーオーシャン戦略」も見逃せません。
経理に関しては、「稲盛和夫の実学・経営と会計」日経出版文庫が必読書です。経理の神髄を学べるにとどまらず、会社経営の有るべき姿を教えられます。
財務の基本を教えてくれた、森生 明著 「MBAバリュエーション」日経BPと「MBAファイナンス」グロービズなどは、必須書と言っていいでしょう。
あと、少し専門的になりますが、監査法人とお話するための「監査小六法」これは読むと言うより、判断に迷った時に辞書を引くように調べるのに絶好の本です。
ドラッカーはすべておすすめですが、「ネクストソサエティ」は特におすすめです。今世界経済で起こりつつある変革が産業革命であり、そのスピードは前の産業革命時より数段速いのが実感出来ます。また、会社経営でこれから何が利益を生み出すのかを示してくれます。
自分に自信がないと企業経営は成り立ちません。ナポレオンヒルの「思考は現実化する」、ロンダバーンの「ザシークレット」、ジェームスアレンの「結果と原因の法則」、中村天風の「成功の実現」「積極的精神」など是非読んでください。書いてある事はポジティブシンキングについてですが、多くの人が同じ事を言っている事に驚きます。
これから起業する人には、マイケルEガーバーの「はじめの一歩を踏み出そう」が大変参考になります。職人のまま社長になると、どういう目に遭うかを具体的に示しています。
会社オーナーを目指す人は、ロバートキヨサキの「金持ち父さん、キャッシュフロークアドランド」がいいと思います。この本はサラリーマンを辞める勇気を与えてくれます。
もし私がこのような本と出会っていなければ・・・、もうコメントすら出来ません。
もしこれらに書いてある事を、本と言うガイドなしに自分の経験だけで得ようとすれば、寿命は最低でも500年は必要です。