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Q32社長は、営業ができますか?

営業とは何でしょうか?靴の減る仕事、毎日でも通い続ける。営業は足で稼げ、などいろいろに言われています。私もそう思っていました。私の友人で和田創研代表の和田創さんのセミナーを聞くまでは。

このセミナーは目から鱗でした。高度成長時代は需要が供給を上回っていたので、このように足を運べばたまたまその商品をほしがっている会社に出会うかもしれない。つまり「確率の営業」、また「出会い頭の営業」が成り立った。しかし21世紀の成熟時代には、商品はコモディティ化し性能や価格では競争が出来なくなったとのことです。つまり需要が顕在化していた時代から、需要が潜在化する時代に我々はいると教えてくれました。このような時代に確率の営業や出会い頭の営業は効率が非常に悪くなった。

ではどのように営業するかと言えば、「顧客の問題課題を見つけ出し、それを解決するソリューションを考え提案する。提案の中に自社商品が組み込まれており、提案が採用されれば、自然に自社製品は売れる」と言うことです。営業のシステム化です。

私はテレビ局の営業部門に新設されたマーケティング部門にいたとき、社内での講演に来てもらいました。親会社の新聞社も和田さんを招聘し高い成果を上げたと聞いております。

高度成長期を経験し、それなりの実績を残している社長ほど、危険です。昔のやり方を押しつける。足で稼ぐ営業をさせ、システマチックな営業を評価しません。これでは、自社製品は売れないのです。

第32章のまとめ

昔風の足で稼ぐ営業の時代は終わった。これからは、顧客の課題や問題点を聞き出し、それを解決するソリューションを提案し、そのソリューションの中に自社製品を組み込み、ソリューションごと自社製品を販売する時代に突入している。

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ソシュール理論による外国語学習法

英語が全く駄目だった筆者が言語学者であるソシュールにヒントを得て生み出した2年でTOEIC900点をめざせる全く新しいアプローチの外国語取得方法を紹介します。

髪林孝司プロフィール

髪林孝司

髪林孝司:
システム経営コンサルタント
職歴:
株式会社リクルート
(住宅情報事業部)
株式会社テレビ東京
(経理部、営業部、国際営業部、編成部、マーケティング部、イ ンターネット部などを歴任)

2001年
テレビ東京ブロードバンド企画設立
代表取締役社長就任
(主要株主;テレビ東 京、NTT東日本、シャープ、NECインターチャネル、集英社、角川ホールディングス、 小学館プロダクション、DoCoMoドットコム、ボーダフォン)

2005年
同社東証マザーズ上場

2006年
インターエフエム買収
代表取締役社長就任(兼任)
11年連続赤字累損22億の会 社を1年で4000万弱の黒字会社にターンアラウンド

2008年6月
テレビ東京ブロードバンド取締役退任

趣味:
ロードバイク
中華料理(家族の食事は私が作っています)
タブラ(インドの打楽器)