モチベーションBLOG

Q27.社長は、間違いを直に受け止め、反省することができますか?

26章でマネックスの松本大さんの言葉を借りて、「どんなに判断力のある人も、打率はせいぜい6~7割」残りは自分一人だと間違うと言うことを見てきました。

さて、周りに優秀な人が集まり、リーダーが自分の間違いに気づいたとします。実はここからが大切なところです。対応の仕方にいくつかの選択肢が有ります。

①   自分が正しいと意固地になる

②   自分も最初からそう考えていたと話しをすり替える

③   自分の間違いに触れずに話を先に進める

④   なるほど、と一言言って話しを先に進める

⑤   自分が間違っていたことを素直に認め、話を先に進める

⑥   自分が間違っていた事を指摘してくれた人に感謝し、皆の前でお礼を言う

⑦   経営陣へアドバイス、批判(攻撃的なものも含め)、直言を会社として推奨し報償制度を作る。

⑧   相手の間違いに感情を交えずアドバイス出来る社風を作る

⑨   自分の考えに対し、常に第三者の意見を傾聴し、自分の考えを微調整する社風、習慣を会社全体が身につける

打率を100%に限りなく近づけるのには、意見修正の仕掛けを制度化し、社風にまで昇華させることが重要です。いわゆる「風通しのいい会社」になります。そのためには、リーダーは率先して他に意見を求め、自分を改める習慣を身につける事が大切です。

私は、ラジオ局の再建をかなりハードに行いました。当時の仲間とたまに飲む事が有りますが、彼らから私が一つだけ褒められるのは、「昨日まであんなに主張していたのに、A君の意見を聞いたら、恥も外聞もなくコロッ意見が変わってしまった」と言う点です。

第27章のまとめ

自分の意見を修正するための仕組みを社内に構築せよ。裸の王様の打率はせいぜい6~7割で、これでは会社が持たない。

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ソシュール理論による外国語学習法

英語が全く駄目だった筆者が言語学者であるソシュールにヒントを得て生み出した2年でTOEIC900点をめざせる全く新しいアプローチの外国語取得方法を紹介します。

髪林孝司プロフィール

髪林孝司

髪林孝司:
システム経営コンサルタント
職歴:
株式会社リクルート
(住宅情報事業部)
株式会社テレビ東京
(経理部、営業部、国際営業部、編成部、マーケティング部、イ ンターネット部などを歴任)

2001年
テレビ東京ブロードバンド企画設立
代表取締役社長就任
(主要株主;テレビ東 京、NTT東日本、シャープ、NECインターチャネル、集英社、角川ホールディングス、 小学館プロダクション、DoCoMoドットコム、ボーダフォン)

2005年
同社東証マザーズ上場

2006年
インターエフエム買収
代表取締役社長就任(兼任)
11年連続赤字累損22億の会 社を1年で4000万弱の黒字会社にターンアラウンド

2008年6月
テレビ東京ブロードバンド取締役退任

趣味:
ロードバイク
中華料理(家族の食事は私が作っています)
タブラ(インドの打楽器)