Q24.全社員に各位(役員も含む)の給与や企業年金の額を公開するシステムをお持ちですか?
2010-03-11 (木)
これをやると、社内が嫉妬心や自己憐憫の渦になります。
ただ自分がどの位置に着けているかを知ることは重要です。同じランクの仕事をしている人の年収マップを作り、自分の位置を知らせてあげるシステムを構築するのです。年収マップとは縦軸に管理会計上の指標、横軸に仕事に対する姿勢をとり、全社員を職制別に文字通りマッピングするのです。そして人事担当セクションはその職制に応じたマップを公開します。また仮にAさんの給与や賞与の明細書には、添付資料として縦軸上のAさんの点数、横軸上のAさんの点数を付記するのです。そうすれば、自分の職制に該当するマップ上の星の散らばりを見て、自分の星を見つける事ができます。直感的に自分の課題を知るわけです。
また、私は役員以上の人間は給与を公開すべきと思います。上場会社などは経営の透明性上当然と思いますが、対株主だけではなく、対従業員に関しても公開すべきと思います。
あまり高いと従業員との軋轢を生みますし、あまり安いと社員は自分の将来に夢を見ることができなくなります。最終的に給与を決めるのは社長であることが多いのですが、公開すると決めると逆に自分の給与をあまり低く出来ない。少し前の調べですが、日本の上場会社社長の給与は新入社員の8倍程度というデータがあります。私の知り合いの若者はとても新入社員で私の元居たリクルートに入社しました。給与の良い会社にはいりましたが、入社後リクルート社長の給与を知り、ここで社長になっても自分は満足出来ないと考え会社を辞めて起業してしまいました。
前の章でも申し上げましたが、給与は生活を送る手段であるのと同時に社員のプライドの拠り所でもあります。これは社外へのプライドもありますが、社内でのプライドも重要です。自分の星の位置は自己実現の程度のバロメーターになるのです。このようなシステムを活性化の為に導入することは、システム経営の重要ポイントといえます。






