Q22.会社の末端組織(たとえば課、係など)の人数は平均何人位ですか?
2010-03-08 (月)
「マジカルナンバー7」という言葉をおききになったことがあるでしょうか?「なぜ一週間は7曜日か?」「なぜ虹は7色か?」「なぜ7人の侍か?」などには共通の理由があるのです。私は、この考え方を「超整理法」野口悠紀夫著で初めて触れました。少し調べてみると、元アメリカ心理学会会長でプリンストン大学教授であった認知心理学の祖、ジョージ・ミラーが提唱し定説となった概念でした。
7つまでしか覚えられない
彼は、「人間の短期記憶の容量は約7つまでである」ということを発見しました。
たとえば虹は日本では7色ですが、世界的に見ても七色以上に分類している国はないそうです。アメリカでは六色です。実際の虹はシームレスです。つまり境目がない。しようと思えば十色にも出来るはずなのにしないのは、七つ以上だと一つ一つの色イメージが鮮明にならないからだそうです。
昔は東京の電話番号も7桁でした。その当時は100件近い電話番号を暗記していた人を私は知っています。7桁の時代を知っている人は8桁になってから電話番号を覚えにくくなったと感じている人は私だけでは無いと思います。
また曜日もそうです。もし七曜日の他にたとえば「星曜日」という日があったとして自分で想像してみてください。七つの時には一曜日一曜日ごとに活き活きとした個性があったのに、曜日が一つ増えるだけでなんとなく一日一日のイメージが曖昧になると感じてしまいます。
「七人の侍」は侍たち一人一人の個性を活き活き描くのに最大の数は七人でるのを黒澤監督が知っていたのでしょう。Sコヴィーの名著「七つの習慣」も同様と思います。
少し前、竹下登元首相がまだ生きていたころ、政治の中枢は田中派が握り、今の民主党小沢氏は田中派7奉行の一人に数えられていました。ほかの面々の名前もいまだに私はすらすら言う事が出来ます。奉行が7人だったらです。
会議は出席者が七人までだと一人一人の意見が短期記憶に残り話が深堀されます。しかし、九人、一〇人と数が多くなればブレストなどの会議では話が弾みません。どの意見が誰から発せられたか分かりにくくなるからです。大人数の会議は往々にして単なる報告会になりがちです。
さて会社です。会社組織の末端最小単位をチームと呼ぶことにします。このチーム構成は七人位がちょうどいいと私は思います。ひとりひとりの個性がイメージ出来、議論をするにも深堀ができ、実際の業務でもそれぞれの役割分担を明確にイメージ出来、成果に対する個々の貢献も皆で共有し納得出来るのが7人位までと思います。
7人以上いると使う側と使われる側が出来てしまう。
このようなことは、ヒエラルキーの数にも直接影響します。末端ユニットが7人以上たとえば13人などの場合、この最小ユニットのはずの組織の中にもう一つ階層ができることが少なからずあります。本来最少単位のはずが、その中に使う側と使われる側が出来たのでは、もう一回層ヒエラルキーが増えることになります。






