言語で理解しようとしない。外国語習得の近道。
2010-03-07 (日)
外国語学習過程において、習得スピードを遅らせるのは、学習初期の段階で意味や、音を母国語に置き換えるという行為です。学習上明らかに害になる行為です。しかし、実は外国語もその外国語の辞書(日本で言う国語辞典)で理解するのは、害にこそなりませんが、外国語の習得という意味では、ややスピード不足をい否めません。
一番良いのは、英語であれば英語圏に住み英語で日常生活、出来ればそこで仕事をすることです。これは、自ら現実として、いろいろなスチューエーションの中に身を置き、そのときに交わされる言葉一言一言がそれぞれのシーンに結びついて行く。これが、言語体験と言われるものです。赤ちゃんが母国語を覚えるときの状況です。
しかし、なかなか渡米のチャンスがないひとはどうすれば良いのでしょう。
答えは、バーチャルな英語環境に身を置く事です。具体的に言えば、自分の好きな映画を一本選び繰り返し見て、音声がなくてもストーリーが解るようになるまで見続けます。その後、英語字幕にして主演か脇役の誰かに自分を置き換え、その人の台詞を丸暗記します。この作業を1年実施すれば、TOEC850点は固いです。ついでに他の人の台詞もよみ聞き取れるようにする。最後には、選んだ人物の代りに自分が演者として感情を込め演じて見るのです。この課程で日本語訛りはかなり取れます。
映画一本を選んだら、浮気しないこと。2本を90%理解するより、一本を99%近く理解する方が効果は上がります。私の場合はフォレストガンプです。浮気はしていませんでした。
そこに出てこない言い回しは?と思う方は多いと思います。しかし、大丈夫そこで使われている言葉以外は使わなければ良いのです。それで十分日常会話は成立します。
映画を使い貴方もバーチャルに外国居住を体験してみてください。そして、意味とシチュエーションを結びつけ赤ちゃんの様に学んで下さい。