適度な負荷が回復に弾みを付ける。
2010-06-10 (木)
三寒四温的な直り方をする鬱。回復期の前半は無理をしない事が重要です。そのうち、睡眠障害が無くなる。気分の落ち込みが月に2,3回まで減る。日中の気分変動が無い。自罰性が姿を消し自己肯定的になるなど安定してくるはずです。その際、実はある程度精神的、神経的負担、例えば仕事や勉強、スポーツなどで自分に負荷をかけた方がより完治に近づくことが分かっています。体の病気もある程度回復した後は歩く、軽い運動をする普通食を食べる、など体に負担をかけた方が日常への復帰が早くなると同じ理屈です。もちろん、まだ完治はしていないので無理は禁物です。仕事は一日8時間まで、週に2日は完全に休むなど制限を設けることは忘れてはいけません。
鬱の場合、この精神的な負荷とさらに軽い運動など肉体的負荷がバランスよくかかった時に最もスムーズに回復していきます。筆者もあらためて最近、負荷をかけて回復したのだと実感します。回復期の後半、自分への負荷を調整しながら完治を目指して下さい。