ウツに至までのストレス蓄積、トリガー、遺伝などに関して
2009-07-16 (木)
うつに遺伝性があると言われています。ただしどの程度遺伝的要素が関与するのかは、解っていません。いろいろな文献や精神科の先生のお話を聞くと、ストレス、過労、環境の変化、家族の状況など総合的な要因で発病するとのことで、遺伝はその一要素に過ぎないと言うものでした。
実は、私の母方の家系で「うつ」の人が多く出ています。母は末娘でしたが、長男は「うつ」により服毒自殺、長女も自殺、長女の息子(つまり)私の従兄弟は焼身自殺未遂でした。母の兄弟は6人でそのうち2人がうつ。9人の従兄弟の内1人が自殺未遂と言うことになります。
私の母は「うつ」にはなりませんでした。母は40代後半で脳出血により長期療養生活に入りました。もし、脳出血が無ければ晩年「うつ」になっていたかどうかは今となっては知るよしもありません。
私の場合は、40代中盤までは全くと言っていいほど「うつ」の気配さえ感じたことはありませんでした。39歳で会社の社長となり、資本金が振り込まれ、従業員が増えてくるとプレッシャーも大きくなり、真綿で首を締められるような感覚を覚えましたが、あの感覚は「うつ」とは違うものでした。
「うつ」は発病まで徐々に徐々に進行するものと思います。そして、少し疲れてきたな、気分が乗らないなーという状況が半年程度経ったころ発病の条件が揃うというのが私の体験です。
条件が整った状態は「うつ」を発病はしていないので、例えば、趣味のサーフィンに行っても最初の内は少しおっくうに感じたりしますが、気を取り直しサーフィンを楽しむことが出来ます。この状態では発症とは言えないと思います。
多くの本を読むと、「うつ」の発症にはトリガーとなるものがあるとあります。定年退職、左遷、リストラなどネガティブなものだけではなく、昇進、栄転、結婚、出産などポジティブな環境の変化も「うつ」のトリガーになり得ます。
私の場合は、会社上場後2年間準備し、スタートさせた新規事業をあるこの事業とは関係無い理由で突然止めざるを得なくなったことです。そのときには大きな喪失感を感じ、一気に「うつ」発病まで行ってしまいました。
トリガーとしては、やはり喪失体験(配偶者の死、娘の嫁入り、事業の失敗など)が多い様です。ただし、この喪失体験が病気の原因とそのときは思いますがそうではありません。あくまで、トリガーであって、それまでの長年のストレスの沈滞物がトリガーによって発火したとでも言いましょうか、そんな感じです。
次回は発症後どん底に至までをお話します。
私が発症前に最初に読んだ本。この本を読んでおいて良かったと思います。会社の人事厚生担当者は必読と思います。







