生活を正す
2013-03-25 (月)
うつの急性期は寝ているに限る。エネルギーが枯渇し、体を守る為の自然反応がうつ発症である。しかし、回復期、慢性期、寛解後の再発予防期の休息には要注意だ。そんなに疲れていないのに、床にいて愚図愚図していると、ぐるぐる思考、取り越し苦労思考、不安思考が襲ってきて、実際には存在しない危険に対して恐怖を抱いたり、確率的に見て起こりえない障害を心配したりと、気分障害の症状を悪化させる。
そのような状況を防ぐには、多少無理をしてもやる事を作り、毎日を忙しくする事だ。ただし、その忙しくするやり方であるが、仕事一辺倒は良くない。仕事、家事、運動やレジャーなど日常と非日常をうまい具合に組み合わせ、忙しくしているのが良い。
非日常に関しては集中力を要求されるものがいい。しかも、体を動かすものが理想的だ。例えば、マラソンはロードバイク、水泳などの気分転換は薬以上に気分障害を緩和させる。
また、「生活を正す」のも重要。毎朝、決まった時間に起きて、日課を作り、こなしていく。出来れば、早寝早起きがいい。特に起きる時間を一定にするのが効果的だ。そして、朝起きたら日光を浴びる。
毎日を尽くして生きる。そうすると、不安が軽減されて、気分障害が確実に遠のいていく。おまけとして、仕事で成功できる。